I wish you were pizza.

よく喋る子どもがふたり、先天性心疾患の末っ子は入院中です。

妊娠した話③ 入院までの経緯

なぜ急にこんなに怒涛の文章を書けているかというと、先週の金曜日から入院になってしまったので時間が有り余っているから・・・今日はそれまでの経緯を書きたい。

 

5.18 腹痛

会社のあと区役所でマイナンバーの記載事項変更をしてもらって、図書館に寄っていたらじわじわと腹痛・・・『フランス人は10着しか服を持たない』を読みながら痛みが弱まるのをじっと待ち(シュール)、なんとか歩いて帰宅。夕飯は作る気力なく、この日はたしか彼にお願いしたかな。嘔吐してしまった覚えがある。

 

5.19 食事会、妊婦サロン、救急

昨晩の腹痛もなんとか持ち直した?ので、彼のご両親とわたしの母(父は来るはずもなく)と彼と食事。顔合わせに近い状況だったのかな、これにて入籍できることに。長かった・・・

おしゃべりしていると気が紛れるようで、元気になる。無理かなと思っていたけれど、女子大主催の妊婦サロンの初回へ参加。彼はジムへ。初回の参加者はわたしを含め3人。昨年度参加されていてすでに出産した方3名もお子さんを連れてきてくれて、座談会のような雰囲気だった。来年には自分があんな風になっているなんて信じられない・・・けど、妊婦の自分がアウェイではない空間が新鮮で面白かったー。妊婦生活をどう乗り切るかばかりを考えていたけど、産後の準備、お産、母乳の心配などなど色々あるなあと視野が広がった。

ちょっと無理がたたったのか、二時間の会の終盤から腹痛が辛くなり、横になって休ませてもらうことに。結局大学の助産師さん総出でタクシーを呼んでくださり、人生初の車椅子で送っていただいてしまった・・・申し訳ないことになってしまったけど、「また痛みがあれば迷わず病院へ行ってね。仕事も無理しないこと」とのお言葉をいただけて、無い経験を頼りに自己判断してしまうより良かったなと今は思う。

夜にはまた這いずり回るほどの腹痛に嘔吐。彼に病院に電話してもらい、救急で診ていただく。着の身着のまま、立っていられずタクシーを待っているのも辛い・・・やっとの思いで着いた病院は、人気がなくてひっそりしてて驚いた。簡単な問診のあと、いつものエコーに加えて初めてのお腹からのエコー!ひとまず赤ちゃんは元気そうで安心。子宮にも問題は見られず、診断結果は胃腸炎か便秘かな、とのこと。恥ずかしかった・・・下剤を処方され、その日は病院近くの彼の実家に泊まらせていただく。初めての実家宿泊がパジャマ訪問って、なかなか無いだろうな。痛みも引いたかなと思ったけれど、夜中にまた激痛。戻してしまったりで格闘しすぎて、お手洗いでそのままええいと横になってしまったのをよく覚えてる。なんとも長い一日だった。

 

5.20 日比谷でビール

彼の実家で便秘に良いからとヨーグルト、フルーツ、フルーツジュースをいただく。健康に良いものがどんどん出てくる感じ、おばあちゃんの家を思い出す・・・

車で送っていただいて、家まで戻る。病院に電話したときの慌てっぷりが家の中に残ってて、彼が仕込んだおでんの具が出しっ放しだったり(あとはもう煮込むだけだったのにごめん)、ビニール袋が大量に待機してたり。今になって思うのは、病院に行く時セットと妊婦が出歩くときセットを用意しておいて(バッグに入れっぱなしだっただけだけど)、彼とも共有しておけて咄嗟の時に助かったな。

体調も回復して、便秘解消の散歩も兼ねて日比谷公園のビールイベントへ。飲めないけど。地下鉄の駅で彼の中高の同級生にバッタリ会う。彼の顔って特徴的なのか、声を掛けられることが多い。まだ全快ではないので休み休み行くも、公園近くでさっき食べたばかりのプルーンゼリーを戻してしまう(以降なんとなくプルーンに苦手意識が芽生える)。体調を崩してから、つわりよりもカジュアルに(?)ちょっとしたことで戻してしまうようになった気がする。昼間からビールでノックアウトされた人じゃないですよ~妊婦です~と周囲に向けて念じながらも、出る出る。これでスッキリして、残りは元気に過ごせたかな。飲めなくなって初めて気がついたけど、ビアフェスって想像以上にノンアルドリンクが少ない。場所柄か子連れも多いし、かき氷とか売れば儲かりそうだけど、ビール以上に儲かるものもないか、飲みに来てるんだもんね。食べ物だけでも充分楽しめる。あれほどお酒大好きだったのに、妊娠してからは不思議と飲みたい気持ちもどこかに行ってた。けど、この日ばかりはビール飲みたい~と思った!みんな美味しそうに飲むから!

 

この日の夜からか、翌日朝からか、熱と嘔吐に苦しむ。36~39度台を行ったりきたり・・・一時は39.9度まで上がってびっくりした。妊婦で便秘だと熱が高くなるとか、下が出ないから上が出るとか解釈して熱と戦いながら便秘解消に努めてたけど、今思えば一度病院に電話して判断を仰げば良かったかな。定期検診の金曜日まで5日間、彼と母に頼りきりの生活を送る。食欲も減って、熱の下がった時にフルーツとヨーグルトで精一杯。妊娠してから一番キツい時期だったかも。ちょっと笑えたのは、洗顔シートを頼んだ時のこと。熱でシャワーが浴びられず、洗面所まで歩くのもしんどい・・・って時に、拭くだけで洗顔代わりになるシートを母に頼んだ。夏場に使う身体用の汗拭きシートはあったんだけど、一応女の子だし角栓とか保湿とかも気になるわけで。買ってきたよ~と母が手にしていたのは赤ちゃん用の口周りの汚れ取り。母の説明を聞いてみると、店員さん介護用だと思って探したんだろうな・・・やはり若者に頼もうと思って彼にお願いすると、「石鹸、シトラス、フローラルどれが良い?」わくわくして待ってると、手にしているのは見覚えのある・・・身体用汗拭きシート。なるほどシトラスの好みは妊娠前と変わってないわけだ。思ってることを相手に伝えるのって難しいな。

 

長くなってしまったのでここまで。病院はWi-Fiがなくて、病院内のスタバまでも一人では行けないのでなかなか捗りません。出産ブログとかリアルタイムで更新してる人は、ルーターとか持ってきてるのかな?はたまた長文を携帯で打ってるのか・・・