I wish you were pizza.

よく喋る子どもがふたり、先天性心疾患の末っ子は入院中です。

入院生活 Numbersで家計簿、生活の知恵がつき始める

書き途中だった入院話の続き。

5.28 入院四日目 検査

この辺りから毎朝測る体温と血圧を記録にのこすくらいの余裕が出てくる。尿検査と採血による血液検査など、基本的に全てお部屋で済んでしまう。検査の結果経過は良好だそう。

母と彼が来てくれる。千疋屋のゼリーをみんなで食べて、楽しいな~。彼は午後テレワークにして病室で過ごしてくれたので、お互いにPCで鬼のように仕事してる夫婦だと思われたかも。わたしは日記つけてただけだけど、こういう働き方ができるのって良いよなあと思った。

会社の休暇の件で、この日中に入院の診断書をお願いしていたんだけどなかなか手に入らない。いろんなお医者さんや看護師さんにお願いした結果、文書局からお願いする必要があったことがわかる。結局手配していただけたものの、それならそうと教えてよ~と思った。会社でも決まりは決まりとキチッと線引きしなければならないのもわかるんだけど、診断書一ついただくだけで一苦労なのでもっと面倒じゃなくして欲しいんだけど・・・社会人ってこういうものか。お休みいただけてるだけでありがたいな。

そしてついに!やっとシャワーの許可が出た!点滴を止めて、針を刺した部分が濡れないようにぐるぐる巻きにしてもらって浴びる。湯船はないけど、お風呂大好きなので嬉しい。QOL爆上がりって感じ。

 

5.29 入院五日目 家計簿をつけ始める

22時消灯のせいか、朝やたらと早く目覚める。午前中は日記をつけたりアウトプットの時間に充てて朝食後に検査、午後から面会、合間に読書という生活になってきた。せっかく時間が有り余っているので今のうちにやることやっちゃおう、と家計簿をつけ始めた。色々方法は迷ったものの、記録に残しやすくカスタマイズしやすいのでExcelで!調べてみると、Mac搭載のNumbersだと家計簿のテンプレートがあるみたい。勉強がてらこっちを使ってみる。

参考にしたのはこのサイト。

母が来てくれたので、スタバまで付き合ってもらってWi-Fiを捕まえる。年配の方など、ノートPCを広げてせっせと調べ物をしている人も多い。わたしはスマホがあるからそこまで困らないものの、やっぱり病棟も各階Wi-Fiが使える場所があると良いよなあと思った。長期入院だとルーターは必須だな。

母と仕事の話をする。一連のつわり、入院で産後復帰が不安になってしまった。かと言って今オフィスワークを辞めてしまうと子持ちで経験も浅くで復帰は難しそう。専業主婦の母を見ていて、できれば仕事は続けたい思いがあるし、まずはできるところまで頑張ってみるしかないね、と言い聞かせる。

お風呂に入って、仕事終わりの彼が来てくれる。院内のコンビニまで付き合ってもらうのが日課となっているんだけど、毎日のようにペットボトルのお茶とお水を大量消費するので、この日から2Lペットボトルのお水と1Lパックのお茶にしてみる。パックのお茶は結構味が濃いので、お水で割って飲むとちょうど良いかも。やたらとビスコが食べたくなったので、太るからと難色を示す彼にじゃんけんで勝って買ってもらう。子どもか・・・

先生にお願いしていた蕁麻疹の塗り薬を受け取る。熱が落ち着いてから、また蕁麻疹が出てくるようになってしまった。妊婦はやはり出やすいのかな?前に出ていたのは仕事のストレス起因ではなかったようで安心。

 

5.30 入院六日目 看護師さんと仲良くなる 彼の友だち夫婦がお見舞いに

一年半前に同じ病院で出産したという、ひと回り上の看護師さんと仲良くなる。めちゃくちゃサバサバした人で、エコー写真が大量すぎて似た構図のものはどんどん捨てていたとか、お医者さんに世界の文献を当たってもらってワイン一杯程度なら妊娠中でも問題ないとわかったので安定期はちょっとお酒も楽しんでた・・・とかとか。お酒はさすがに飲まないけど、病院の話とか産後の話とか、いろいろ聞けて安心したかも。いつもは違う階で今日はヘルプに来ているそう。看護師さんもそういうのあるんだな~。ちょくちょくお部屋に寄って話し相手になってくださった。

母が病院近くの和菓子屋さんに寄ってきてくれたので、撮影大会。こんなちょっとしたことが楽しいな。遠いのに、少しの時間でも顔を見せにきてくれてありがたい。

彼のお母さんはスイカを持ってきてくださった!彼のお母さんは同じ病院で三人産んでいるので、例の看護師さんと一緒に産科の話で盛り上がる。彼のお母さんは産後の入院で病院のドクターの奥さん二名と同部屋だったので、旦那さんが毎日帰り際に顔を見せてくれていたのが羨ましかったとか。

夕飯を食べていると、明日の血液検査の結果次第では予定よりも早く退院できるかも!とお医者さんが報告にきてくださった。まだわかりませんが、と釘をさしつつもニコニコで話してくださって、すごくいい人だなあ・・・出産まで頑張ろう!と思えた。

彼と、彼の友だち夫婦がお見舞いにきてくださった。大量のウィダーと温泉の素が手土産で笑った。来てもらうの申し訳なく思ってたけど、やっぱりお話ししてるとすごく楽しい。久しぶりに病院の人と親戚以外と会えて、お外に出られたような気分。話し疲れたような、興奮が残るような感じで就寝。

 

5.31 入院七日目 入院後初の診察

朝から尿検査に血液検査。結果次第では帰れるはずだし、とっても元気になっていたので期待が膨らむ。どきどき。

毎日助産師さんがタイミングをみてドップラー検査(赤ちゃんの心音を診る)をしてくださるんだけど、この日の担当の方は入院時も診てくださっていたようで(熱でうなされてよく覚えてない)、「赤ちゃんも心音落ち着いたね~本当に良かった!」と・・・温かいなあ。

熱も下がって安定しているので、点滴の抗生剤は今週いっぱいでおしまいにして、つなぎっぱなしの大きい点滴も本数を減らしますね、とお医者さんから説明。点滴の刺しっぱなしの針が血で固まってしまったので、刺し変えることに。入院時の看護師さんが担当してくれて、採血の難しい患者さんは緊張するので朝一番にはいかない話とか、逆にそういう患者さんに燃える看護師さんもいるお話などを伺う。やっぱりお仕事って面白いなーと思う。入院時に看護師さんのおかげですごく安心したこと、お礼など伝えられて良かった。

朝の検査の結果、月曜日に再検査が必要だと伝えられる。週末退院、できなかった・・・貧血の数字が気になるので、夕食後に錠剤(真っ赤!)が追加されるとのこと。プルーンとか飲んでも良いですか?と聞くと、飲んだからといって数字にすぐハネる訳ではないので大丈夫ですよ~と。すぐには使われない予備の所に格納されるのだとか。色々突っ込んで聞いてみると面白い。

入院後初めての診察があった!救急の時にお世話になった見覚えのあるお部屋で。二種類のエコーをとり、これが赤ちゃんの顔ですよ~と見せられるも、まだなんだか宇宙人っぽくてこれが我が子!という感じはない・・・まだ100グラムくらいらしく、そんなにちっちゃいのに母体はめちゃくちゃ変化でてるよすごいなあと思った。

お仕事で忙しい中、合間を縫って彼がタクシーで来てくれた!窓から見えるかなあと見ていると、降りるところが見えた。わたし暇か。結局毎日来てくれていて、本当にありがたい。週末退院の期待が折れてしまったので少し泣いてしまった。ちょっと自暴自棄になり、お風呂に入らずプリンを食べて寝る。

 

6.1 入院八日目 やっぱり帰れる?!

今日担当の看護師さんはなんと同い年。地元長野では同級生の半分くらい結婚・出産しているそうで、早くわたしも帰りたいですーと。妊娠してから思うのは、地方出身の子の方が妊娠話に慣れていて、リアクションも驚き<おめでとうという感じで報告しやすい。わたしもこうなる前だったら、心配が先に立ってしまっていただろうな。

昨日グレてお風呂に入らなかったので、今日は早めに入る。夜に打ち合わせが入った彼が、午後テレワークにして病室で過ごしてくれる。電話してる様子を見ていて、営業だな~と思う。電話スキルが桁違いだわ。

月初だからか、看護師さんたちは衛生活動(?)を進めている模様。ドアがガタガタいうなーと思ってたら、部屋のドアにマスク・エプロン・手袋が設置されて感染防止仕様になってた。悪くなってるの?!とちょっと不安になる。シーツも替えていただけた。

お医者さんが来て、急ですが明日退院診察をしてOKだったら退院できますとのこと。なんだこの急展開は!笑 この日は天気も良くて気分が良かった。